ケータイが鳴ると誰からかかってきてるかは見れば分かりますよね。

『中村 光春』

私のケータイには お父さんの名前をフルネームで登録しているので、
この『中村 光春』の文字を見ただけで嫌な気分になっていた時期がありました。

嫌すぎて違う名前で登録するのも考えましたが、
回数が減るわけでもないのでやめました。

かかってくる内容の9割くらいが こんな感じです↓↓↓

「アキヤマさん いつ頃 仕上がるか 電話しといて」とか
「ヨネザワさんに幾らになったか (電話で)聞いといて」などなど

そんな事… 「自分でかけろや〜‼︎」ಠ_ಠ
なんて 言う間も無く、 ツー、ツー、ツー、ツー、、

切られていました。

アキヤマさんやヨネザワさんは例えですので仮名ですが

電話で聞ける事を何で私に電話するのだろう……

オレも暇ちゃう ちゅ〜ネン、他にも走りまわって片付けたい事が山盛りやのに…

忙しいから ほったらかしにしていると
何回も「まだか?」「まだか?」「まだか?」ってケータイにかかってきて催促されます。

そんな気になるんやったら自分でせーや! ってケンカもしょっちゅうありました。

そうだったのに、
このところ仕事の電話が苦手な人を見て思ったんです。。。

仕事のことで分からなければ直ぐにかけたり、
値段交渉をしたり、納期をつめたり つめられたりと
何の抵抗もなく出来るのは「アノ」無駄なやり取りのおかげだったのかな……

違う違う違う、、
あれはただの お父さん異常な気まぐれに違いない!

そんな風に気持ちが行ったり来たりするのでした。
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* 知らない人もいるかと思いますので付け加えると、
私(中村保義)はカバン教室を営んでいますが、
カバン業界に入ったきっかけは、
お父さんが営んでいるカバンメーカーに入って
9年ほどメーカーの2代目として働いていました。
今回のお話はその時の話です。