情報って仕入れ先からよく入ってきます。
生産数を上げたい時、下請の職場(縫製工場)さんを探します。
そんな時は、
糸屋さんに尋ねると 結構答えが返ってきます。
ミシンなんて“ミシン糸”がないと、ただ針が上下に動いてるだけなので何の役にも立ちません。
どの職場(縫製工場)さんもミシンがあるので当然“ミシン糸”が必要になってきます。
そこで、“ミシン糸”を売っている糸屋さんに職場さんは買いにいくので、糸屋さんは色んな職場さんを知っているのでした。
その理屈からいくと、
職場さんの事を知っているのは糸屋さんだけではありません。
ゴム糊や両目テープを扱ってる業者さんも色んな職場さんを知っています。
消耗品だけじゃなくミシンが故障した時なんかは、ミシン屋さんは修理をにしに職場さんに行くので
ミシン屋さんもまた職場さんを知っているのでした。
職場さん事情とは別に、
バッグ業界の事を大雑把に知っているのが意外に『裁断屋さん』です。
裁断屋さんとのやり取りは主に製造メーカーがやっています。
メーカーが裁断屋さんに指示をするのに、型紙とFAXだけではなかなか伝わりません、サンプルを持って直に指示しますので、ついでに色んな話が飛び交います。
それに裁断屋さんに行けば、他の同業者の裁断物の量を見ただけで世間が忙しいかどうかのバロメーターにもなります。
某会社が「倒産するカモ」情報なんかは裁断屋さんからよく聞きます。
このように、
自分が仕入れ先として関わっている業者さんは、自分の知らない同業者さんといっぱい繋がっているので、
自分のしている事は、他の同業者に広がる可能性はありますが、
他の同業者の情報も自分に入ってくる可能性があるのでした。