斜めに打ってしまったカシメを外したり、ミシンがけの失敗した箇所を縫い治したり、

バッグ教室で先生をするって『教える』だけじゃなくて『治す』って作業もするんだな〜って
バッグ教室をやってから分かりました。
でもこの『治す』って作業
私、今までスッゴイ数をやってきました。
特にカシメなどの鋲を外すなんて数え切れないくらいです。
はじめのウチはニッパーやクイキリを使っていましたが途中でドリルも登場!
ドリルで鋲の中心を貫けば簡単に外れるんですね……
ですが飛散する砂鉄がバッグの表面や裏地に絡む絡む…
手ではらっても落ちなくて、磁石に吸いつけて落としました。
結局『ニッパー』で外すトコに戻ってきましたけど
ニッパーの形状で外しやすいモノを見つけました。
そんな風にすごい数の『治す』をしていたのは、
縫製工場にあたる『職場さん』にバッグの縫製を月に5000本ほどまわしていたので
不良品がでると数百本の返品がやってきます。
期日にゆとりがあるなら職場さんにも手伝ってもらいますが、
大抵は急いてるので私が治して再納品。
私と職場さんとのコミュニケーション不足や職場さんからまた下請けの伝達がうまくいってなかった。
まあ引いてはそれらが全部 私の責任ですから仕方ないですね。
人に何かを伝えるって本当に大変…
「そう解釈できますよね〜」なんて事もいくつもあって不良品を治してきた事が、
バッグの型紙の作り方やらミシンやらを生徒さんに伝える仕事に結びつくなんて
『カシメを外しやすいニッパー』を見つけた時には想像もできませんでした。