ミシンがあれば服でもバッグでも何でも作れると思われる事がありますので、
ミシンの細かな性能の説明よりも前に、
見た目で明らかに分かる違いを紹介しました。
比較するミシンは、
・家庭用ミシン ・工業用ミシン(薄物用)
・工業用ミシン(厚物用) DSU-144 ・工業用ミシン(厚物用) LS-1341
*写真をタップすると拡大してみれます
『押えの上がり巾の比較』では、
下段の写真の工業用ミシン(厚物用)が圧倒的に広いので、
重なりあった生地や革がコレだけ挟めると言うことです。
『針の太さ長さの比較、針穴の大きさの比較』でも
工業用ミシン(厚物用)が針が長く、太く 針穴も大きいのがわかります。
家庭用ミシンの針穴が横長なのはジグザグ縫いに対応しているからです。
この事だけでも、
上段の家庭用ミシンや工業用ミシン(薄物用)では、
カバンを縫うのには耐えれない事が分かります。
それでは、
工業用ミシン(厚物用)があれば何でも縫える最強のミシン⁉︎ …ではないですよ〜〜
厚物用で薄物を縫えば糸締まりがキツすぎて、
生地など素材がグシャグシャになります
ミシンの糸を引っ張るチカラが強すぎるのですね。
よく『革用ミシン』とか『布用ミシン』と言うことを聞きますが、
私が教室で教えているのは、
素材別ではなく素材の厚さで区別しています。
『薄物用ミシン』『厚物用ミシン』『極厚用ミシン』などです。
何かの参考にしてください。
【下段の写真の厚物用ミシンは教室のミシンです】